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大豆の栽培の歴史と、稲との深いかかわり

古い歴史を持つ大豆の栽培。
今は稲の転作で田んぼで作られることも多いですが、実は昭和30年頃までは、水田の畦(あぜ)で稲とワンセットで作られていました。
実はこれには深いワケがあったのです。

大豆と稲がどのような関係にあったのか、ご紹介します。

たんぼの風景

大豆の栽培の歴史

大豆は(諸説ありますが)、紀元前2000年前の弥生時代に稲とともに中国から伝わりました。
広く栽培がされるようになったのは、鎌倉時代だと言われています。

大豆と稲をセットで栽培したのはなぜ?

「田んぼに稲を植え、あぜ道に大豆を植える。」
これが、実はとても重要なこと。

その理由は、大豆の根っこにある「根粒菌」と呼ばれるものにあります。
この写真にも見える「つぶつぶ」が根粒菌。
大豆は、養分のほとんどをこの根粒に頼って成長します。

大豆の根についている根粒菌

根粒菌は、空気の中の窒素を取り込みます。
そしてそれらが田んぼに流れ込んでいくことで、稲の肥料になります。
大豆が田んぼに栄養を送ることで、稲がすくすく育つことができるということですね。

そしてこの大豆と稲のワンセットが、日本の食文化の基本になり、健康長寿を築く源になりました。
大豆はみそ、しょうゆ、豆腐、納豆などに加工され日本の食卓を支える存在に、米は日本の主食になりました。

根粒菌に頼って成長する大豆

【 大豆を植えてから収穫するまで、北海道の大豆畑の記録 】では、大豆がどのように成長していくかを紹介しています。
ぜひ、あわせてご覧ください。

参考文献:奥村彪生「大豆はえらい」(農文協2006年3月)


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