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蒸し豆で「脂質オフ」を無理なく健康的に続ける方法

肉をたくさん食べて脂質を摂り過ぎたり、極端な食事制限で栄養が十分に摂れていなかったり・・・。近年、そうしたバランスの偏った食事をする人が増えてきています。
脂質を抑え、体に必要なたんぱく質を上手に摂るのに必要なのは、実は大豆だったんです。

ピザ

日本人は脂質を摂る割合がどんどん増えている

まずは、今の日本のエネルギー摂取に関する現状を示すグラフをご紹介します。
1つめは「エネルギー摂取量にしめる脂肪エネルギー比率」。エネルギーのうち、どれくらいの量が脂肪に由来するものかということを示しています。

エネルギー摂取量にしめる脂肪エネルギー比率グラフ
出典:厚生労働省「国民健康・栄養調査」

2つめは「食品群別摂取エネルギー比率」。どんな食べ物からエネルギーをとっているのかということがわかります。

食品群別摂取エネルギー比率グラフ
出典:厚生労働省「国民健康・栄養調査」

見ていただいてわかるように、昔に比べ、脂肪からエネルギーを摂取する割合は増加しています。(グラフ1) 食品群別に詳しく見ると、米や豆を食べる割合が減り、動物性たんぱく質(肉、魚、卵など)の割合が増えていることがわかります。(グラフ2)

たんぱく質は、体や血を作るのに使われる大切な栄養素です。
しかし、たんぱく質を摂ろうと肉や魚をたくさん食べると、一緒に脂質を多く摂りすぎてしまうことも。

脂質を摂り過ぎないために食べると良いもの

私たちが健康的にいきいきと生活するためには、食べ物から摂る栄養がとても大切。
でも、どんな食べ物を、どれだけ食べるのか、毎日考えるのは大変ですよね。

大豆

そんな中、日本人が古くから食べてきた「大豆」の良さが見直されてきています。
大豆は肉や卵などにも負けない良質な「食物性たんぱく質」が多く含まれています。
つまり、お肉を控え、大豆を毎日の食卓に取り入れるだけで、たんぱく質はしっかり摂りながら、脂質の量を抑えることができるということです。

100g中のたんぱく質・脂質割合の図
日本食品標準成分表2015(七訂)

大豆は様々な健康を保つために大切な栄養素がバランスよく含まれていて、食物繊維も豊富。
さらに、コレステロールは含んでいないため、とてもヘルシー。
大豆は「健康的なバランスの良い食事」を考える時、とても優秀なお助け食材になります。
まさに「天然のマルチサプリ」といっても過言ではない栄養パワーを持っています。

蒸し豆を使った脂質オフのレシピ

脂質を抑えるコツは、お肉の割合を減らして蒸し大豆を使うこと!
たったそれだけで、脂質オフの料理が作れます。
しかも、食物繊維も摂れるという嬉しいおまけつき。
毎日のお料理に、上手に蒸し大豆を使いたいですね。

蒸し豆のゴーヤチャンプル

蒸し豆のゴーヤーチャンプルー
材料(2人分)
蒸し黒豆 70g
ゴーヤー 中1/2本
トマト 中1個
キクラゲ(乾燥) 5g
木綿豆腐 1/2丁(150g)
1個
サラダ油 小さじ2
豚ひき肉 60g
香菜(刻んだもの) 適宜
【A】
醤油 大さじ1/2
オイスターソース 大さじ2


蒸し豆入り煮込みハンバーグ

蒸し黒豆入り煮込みハンバーグ
材料(2人分)
蒸し黒豆 35g
合びき肉 120g
たまねぎ 1/2個
1個
にんじん 1/4本
じゃがいも 1/2個
まいたけ 1/2パック
-A-
50cc
ケチャップ 大さじ3
ウスターソース 大さじ2
コンソメ(固形) 1/2個

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