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特別対談.1 若い世代に大豆の価値を知ってもらうための活動を

食育の観点から、大豆を重要な食材ととらえる服部幸應氏。ヒットさせた「有機蒸し大豆シリーズ」を中心に、大豆食を啓蒙していきたい、だいずデイズ代表取締役の柳本勇治氏。
大豆の未来を熱く見つめる二人の対談が実現しました。

服部幸應&柳本勇治 特別大豆対談


以降、服部幸應=服部柳本勇治=柳本で表記。

国産大豆を使った大豆食品の定着化を

服部幸應、柳本勇治 対談の様子

服部 : だいずデイズさんは、大豆加工食品の会社でしたね。大豆は私が関わる食育の観点からも、重要な食材です。

柳本 : 当社は日本で初めてレトルト煮豆を開発した株式会社マルヤナギ小倉屋の子会社として、2012年に設立しました。「蒸し大豆」など、国産の大豆を使った加工食品を手がけています。

服部 : 日本は大豆の自給率がとても低い。約93%を輸入に頼っています。GMO( 遺伝子組み換え食品)の問題からも、国産大豆にこだわるのは大切なことです。

柳本 : 親会社も含めると、大豆を中心に国産の豆原料を年間約1800トン扱っています。当社は明日の日本の食文化の発展の一翼を担っていくという高い志を持って、大豆食品を広く定着させていきたいと考えています。

若い世代に大豆の魅力をもっと広めたい

服部 : そもそも日本人は昔から大豆を食生活に上手に摂り入れてきました。かつて、江戸時代に飛脚の脚力に驚いた宣教師たちが、さらに力をつけさせるために、大豆の代わりに肉を食べさせたところ、体力が落ちてしまい、これまでのように走ることができなくなったという逸話があります。大豆たんぱくが飛脚の強靭な身体を育んでいたことがよくわかります。アミノ酸スコアだけを見ても、大豆は肉と同じ100とされており、その上大豆は日本人の体質にとても合った食材であることに違いありません。

柳本 : 食生活が欧米化し、米の消費量が減少していくなかでも、大豆の消費量は比較的維持されています。それは、味噌や醤油などと加工の方法が多様で、食べ方が多岐に渡る食材であることと、大豆たんぱくやイソフラボンなどの栄養価値が高いことが、広く知られてきたからだと考えられます。

服部幸應、柳本勇治 対談の様子

服部 : 大豆の研究も盛んですね。大豆の魅力はとても深く可能性がいっぱいある。健康志向が高まっている現在、大豆の地位が揺らぐことはないと思いますが、消費量を見ると若い世代の消費が少ない。

柳本 : 年配層と比較すると、2/3以下という統計があります。当社では、もっと若い人や子供たちに大豆を食べてもらいたいという想いがあります。ですから、若い人のニーズに合った商品を提案し、大豆の本当の美味しさを伝えたい。また、大豆がとても体に良い食べ物だということをもっと理解していただくための活動も、大切だと考えています。

株式会社だいずデイズ 代表取締役社長 柳本勇治柳本勇治 Yuji Yanamoto
株式会社だいずデイズ 代表取締役社長。株式会社マルヤナギ小倉屋のグループ会社として、2012年、蒸し大豆を中心とした大豆加工食品専門「株式会社だいずデイズ」の設立と同時に代表取締役社長に就任。
服部幸應服部幸應 Yukio Hattori
学校法人服部学園理事長。服部栄養専門学校校長。医学博士。健康大使。日本食普及の親善大使。日本を代表する料理研究家の傍ら、近年は食育の必要性を広めるための活動に精力的に取り組んでいる。



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