インタビュー①旬穀旬菜 国際薬膳師 竹下さん 「蒸し大豆の魅力とは」


インタビューvol.1 旬穀旬菜 国際薬膳師 竹下さんに聞く ~蒸し大豆の魅力とは~

株式会社ロート製薬が運営する「旬穀旬菜」は、フランス料理人である三國清三氏がプロデュースする「薬膳フレンチ」レストランです。
「旬穀旬菜」では、「旬の食材をおいしく召し上がっていただくメニューの提供と、食材や野菜の効用を少しずつ知っていただくことで、お客様の健康づくりをお手伝いすることをコンセプトとされており、人気のサラダビュッフェメニューをはじめ色々なメニューに「蒸し大豆」が使用されています。
蒸し豆プロジェクト記念すべき第1回目のインタビューは、管理栄養士で国際薬膳師の、竹下様にお話を伺いました。

薬膳フレンチ旬穀旬菜

使用されている食材
蒸し大豆

蒸し大豆のホクホク感とうまみは、
”もう1回食べたくなる味”として人気です!

Q1 メニューを考案する上で最も大切にされていることは何ですか。

やはり「旬」ですね。
旬穀旬菜では名前の通り「旬」の食材を提供しながら、食を通してカラダの中からキレイになっていただきたいという想いがあり、薬膳(特に東洋医学)では旬のものを摂取することがカラダに良いとされています。

Q2 サラダビュッフェの食材の選定などはどのくらいの周期で変えられますか

約1か月周期で変更しております。通年を通して食べていただきたい食材と、旬の食材をいくつかピックアップしてシェフへお伝えしております。
ビュッフェの食材やアミューズには一言ずつですが効能を書かせていただき、「今日は疲れているから疲労回復効果のあるポテトを摂ろう!」「アンチエイジングで蒸し大豆を摂ろう!」など、お役に立てればと思っております。またお家に帰ってからも、レストランで書いてあった効能を活かしていただきたいという想いもございます。

薬膳フレンチ旬穀旬菜ビュッフェ

Q3 先日、ランチメニューを頂いた際に「気の巡りを良くする」「風邪を取り除く」と、効能ごとに食材を紹介されておりとてもわかりやすいPOPをお見かけしました。その中で、五臓の脾(消化機能)を高める食材として「豆類」がありましたが効能を詳しく教えていただけますか。

豆類はえんどう豆が出回る春から夏が旬とされております。梅雨の季節は、湿気を嫌う「脾(消化機能)」が衰えると言われております。夏バテになりやすいこの時期は特に「大豆」を摂取することで胃腸の調子を整え、消化機能を助けるとされております。薬膳では「脾=黄色」で表現され、”腸を整える・温める・消化を助ける”という観点からも黄色の「大豆」は通年を通して食べていただきたい食材です。

Q4 「水煮」ではなく「蒸し豆」をご愛用いただいている理由はありますか。

薬膳は食材そのものを食べることを基本としており、水煮よりも栄養価が高い蒸し豆は、甘みも旨みもあって食べやすく、お客様からも人気があります。ビュッフェでは、1回目にとっていただく量よりも2回目にいっぱいとっていただくことが多く、「大豆ってこんなに美味しかったんだ!」と言われることもあります。ビュッフェでも大きなお皿でたっぷり提供させていただいております。

薬膳フレンチ旬穀旬菜ビュッフェ ミニトマトと蒸し豆(蒸し大豆)

Q5 これからの暑い季節にピッタリの夏野菜×蒸し豆メニューを教えてください。

「蒸し大豆と夏野菜のチーズ焼き」です!炒めてチーズをのせてオーブンで焼くだけの簡単メニューで、食欲のない夏にも旬の素材の甘みと酸味が活かされたシンプルな味つけでおすすめです。

笑顔が素敵で、とてもやわらかい雰囲気の竹下さん。
薬膳フレンチを通して旬の食材をおいしくカラダに巡らせて欲しい。お家に帰ってからも、旬穀旬菜での食事がお役に立って欲しい。そんな想いがインタビューからも伝わってきました。通年食べて欲しい食材として「蒸し大豆」を長らくご愛用いただき、これからも消化機能を助ける食材として、また「もう一回食べたくなる味」としてお役に立てればと思います。

薬膳フレンチ旬穀旬菜
住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館6F
電話:06-6359-3072
営業時間:ランチ/11:00~15:30(L.O.14:00) ディナー/17:00~21:30(L.O.20:00)
定休日:月曜日ディナータイム(17:00~21:30は営業しておりません。ただし祝日を除く。)
URL:http://smartcamp.rohto.co.jp/umekita/syunkoku

薬膳フレンチ旬穀旬菜 内装