アンチエイジングを助ける蒸し豆パワー


更年期症状の女性

女性の悩みの原因は「エストロゲン」の減少。

女性の美や健康に深く関わっているものの代表格といえば、女性ホルモン。
女性ホルモンの中の「エストロゲン」は、20代をピークに減りはじめ、40~50歳頃に一気に減っていくと言われています。

そして、この急激な減少が、様々な体の不調を引き起こしているのです。

つまり、大切なのは減っていくエストロゲンの働きを補ってあげることなんです!

「エストロゲンの働きを補うって…、どうすればいいの?難しそう!」
いえいえ、そんなことはありません。
毎日の食事でちょっと一工夫するだけで、簡単にできるんです。

その鍵となる食材こそ、「大豆」。
次の項からは、大豆がアンチエイジングにぴったりな理由をお話ししていきます。

大豆がアンチエイジングにぴったりな理由

大豆は様々な栄養成分が含まれているので、注目されることも多い食材。
化粧品でも、大豆の成分が入っているものをよく見かけますよね。
でも「なぜ良いのか」はよく知らないかも…という方もいらっしゃるかもしれません。

大豆がアンチエイジングを助ける理由はたくさんあるんです!
その一部を紹介していきますね。

疲れた女性

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た構造をしています。
イソフラボンは、「エストロゲン・レセプター(=エストロゲンの受け皿)」に結合することができます。
そのため、弱いエストロゲンと似た働きを発揮するとみられています。

だから、閉経などによるエストロゲンの減少をサポートできるんですね。
カルシウムが骨から溶け出すのを抑えるほか、肌の弾力の維持、発汗やほてりなど更年期不調を軽減すると言われています。

大豆たんぱく質

エストロゲンが減ると肝臓の糖質代謝能力が下がり、内臓脂肪もつきやすくなってしまいます。
そんなときに大切なのが、この「大豆たんぱく質」。

実は、大豆たんぱくには血中の余分なコレステロールや体脂肪のもととなる中性脂肪を抑える作用があるとされています。
さらに、最近の研究では、主要たんぱく成分「β-コングリシニン」の存在が突き止められ、
メタボリックシンドロームの元凶である内臓脂肪や中性脂肪を効果的に低減させることがわかりました。

マグネシウム

代謝酵素を活性化すると言われています。
エネルギーの代謝にかかわるので、不足すると代謝が落ち、太りやすい体質になる原因になります。

オリゴ糖、食物繊維

食物繊維は腸内環境を整え、オリゴ糖は善玉菌が元気に活動するためのエサになります。
腸内環境が整うことで免疫力があがると、肌ツヤも快調に!
腸の動きが悪いと、排泄されなかったものが腐敗して血液中に流れ出してしまうので、
オリゴ糖や食物繊維はしっかりと摂りたい成分です。

アンチエイジングを気にする女性

アンチエイジングで選ぶなら「蒸し大豆」。

大豆製品なら、いつも豆腐や豆乳で摂っているから…という方も必見。
アンチエイジングで「蒸し大豆」を食べることには、大きく2つの理由があります!

①大豆丸ごと、だから栄養素が減らない!

実は、大豆製品と一口に言っても、その栄養成分は全く違います。
というのも、豆腐や豆乳は作る過程で「おから」を取り除いてしまっているので、
大豆の食物繊維やイソフラボンなどが減ってしまっています。

蒸し大豆 豆乳
たんぱく質 15.7g 3.7g
イソフラボン 120mg 12mg
大豆オリゴ糖 1.86g 0.42g
マグネシウム 112mg 20.2mg

データ:日本食品分析センター

健康のためにと一生懸命、栄養素の少なくなってしまった大豆製品を食べるより、
蒸すことで栄養素を逃さない「蒸し大豆」を食べるほうが効率的です。
→NHK「あさイチ」で紹介、「まるごと大豆」を食べるなら蒸し大豆!栄養まるごといただきます!

②イソフラボンは分けて摂取するのがベスト!

イソフラボンをたくさん摂りたいから、夜ごはんは大豆製品のフルコース…
気持ちはわかりますが、それは効率の良い摂り方ではありません。
実は、イソフラボンは摂取してからおよそ8時間で体の外に排出されてしまいます。
だから、一気にたくさん摂るより、小分けにして一日何度も食べるのが良いのです。

豆腐や納豆はなかなかランチやお弁当には取り入れにくいですが、
蒸し大豆ならにおいも気にせず、どんな料理にでも取り入れやすい!

蒸し大豆

蒸し豆の作り方

蒸し豆はコツさえ掴めば、家でも作れます。
乾燥大豆を水戻しするのに時間はかかりますが、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

また、時間をかけて作るのは難しい…という方でも、市販品が売られていますから
ライフスタイルに合わせて、自分にぴったりの蒸し豆を探してみてくださいね。


蒸し豆のチカラ