欧米化した生活習慣、日本人の和食離れが与えた影響


2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」。
この「和食」を調味料や食材として支えているのが「大豆」です。

しかし大豆製品の総消費量は1975年に比べて減少する一方となっています。
これは、食の欧米化などに伴う和食離れが影響し、味噌や醤油といった調味料の使用頻度が減っていることが考えられます。

大豆製品の総消費量の推移グラフ。1975年の90gから2010年には78gまで減っています。(出典元:農林水産省HP)
大豆製品の総消費量の推移(出典元:農林水産省HP)

大豆は、長い歴史のなかで人々の健康に寄与するとともに、味噌や醤油など様々な調理法を発達させ、日本の食文化とは切っても切れない関係にあります。
まさに「米と魚に味噌・醤油・豆腐」というきわめて普遍的な和食文化の基本を形成したと言えるでしょう。

そんな大豆の消費量が減っている中で年々増加しているのが生活習慣病患者数です。
その原因のひとつとして考えられるのは、和食離れだと言われています。
一汁三菜を基本とする和食の食事スタイルは栄養バランスに優れており、大豆もその一端を担っています。

1996年から2014年にかけて、高血圧症患者は1.3倍、糖尿病患者は2.9倍に増えています。
生活習慣病患者数の推移[年齢計](出典元:厚生労働省「患者調査」各年)

2004年、気軽に美味しく大豆の栄養を摂取出来る「蒸し豆」が誕生しました。
蒸し豆PROJECTでは和食の素晴らしさを再認識し、「蒸し豆」が日本の定番食材となることを目標に、今後もより多くの食卓へ「蒸し豆」を広めるべく活動してまいります。


蒸し豆のチカラ