育脳コラム①脳を育てる(はぐくむ)と書いて育脳。


赤ちゃんとお母さん

小山浩子(こやまひろこ) 料理家/管理栄養士/フードビジネスコーディネーター。
小山 浩子(こやま ひろこ)
料理家/管理栄養士/フードビジネスコーディネーター
大手食品メーカー勤務を経て2003年フリーに。 料理教室の講師やコーディネイト、メニュー開発、栄養コラム執筆、NHKをはじめ健康番組出演等幅広く活動。著作も多数あり、『目からウロコのおいしい減塩「乳和食」』(主婦の友社)で2014年グルマン世界料理本大賞イノベ―ティブ部門世界第2位を受賞。 健康と作りやすさに配慮したオリジナルレシピを多数考案。日本で唯一のミルク料理研究家でもあり、メディアで話題の乳和食の発案者でもある。

脳を育てる(はぐくむ)と書いて育脳。耳慣れない言葉ですが、興味や関心のある方は多いと思います。
そして、お子さんをもつ親なら誰もが、将来、「頭のいい子になって欲しい」と願うことでしょう。
ただ、脳に関してはあまり一般に知られていないことも多く、頭の良さは遺伝や才能できまるものだと思っている方も多いのではないでしょうか?

ところが、実は遺伝という要素だけではないのです。

脳の神経は赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるときに作られ始めます。ちょうど妊娠2か月頃からです。
3歳頃までに大脳、小脳、脳幹という基本構造がほぼ出来上がり、神経細胞内に神経伝達物質が生まれ、5歳で大人の脳のほぼ90%まで成長し、脳活動ができるようになります。

子供2人と赤ちゃん

脳活動というとむずかしいイメージがあるかもしれませんが、今日は何をしようかと考えたり(思考力)、見たいテレビ番組の時間を覚える(記憶力)などが脳活動です。
学校にはいれば学力の向上に役立ちます。

この脳活動は脳内にある神経伝達物質の数が多いほど活発になります。そして高齢になると老化とともに数が減少し、認知症のリスクが高くなります。
子供の育脳は脳の成長期に何を食べたかということがとても重要になってきます。

認知症の予防も同じことが言えます。
サラリーマンや働き盛りでしたら、仕事の能率や集中力をアップさせることも期待できます。

脳を良くするも、悪くするもすべては食事なんです。そう聞くと意外な感じがするかもしれませんが、脳の成長や働きに毎日の食事が深く関わっていることは事実です。

脳みそ(記憶・思考・創造)

ここまでお話しすると、良い脳を育てるには何を食べたらいいのという質問がみなさんから聞こえてきます。

次回のテーマは、「良い脳をつくる食事ってなに」です。
具体的にお話しさせて頂きますので楽しみにしていてくださいね。

小山浩子(こやまひろこ) 料理家/管理栄養士/フードビジネスコーディネーター。
小山 浩子(こやま ひろこ)
料理家/管理栄養士/フードビジネスコーディネーター
大手食品メーカー勤務を経て2003年フリーに。 料理教室の講師やコーディネイト、メニュー開発、栄養コラム執筆、NHKをはじめ健康番組出演等幅広く活動。著作も多数あり、『目からウロコのおいしい減塩「乳和食」』(主婦の友社)で2014年グルマン世界料理本大賞イノベ―ティブ部門世界第2位を受賞。 健康と作りやすさに配慮したオリジナルレシピを多数考案。日本で唯一のミルク料理研究家でもあり、メディアで話題の乳和食の発案者でもある。

蒸し豆のチカラ