育脳コラム⑧育脳おやつのすすめ
小山 浩子(こやま ひろこ)
料理家/管理栄養士/フードビジネスコーディネーター
大手食品メーカー勤務を経て2003年フリーに。 料理教室の講師やコーディネイト、メニュー開発、栄養コラム執筆、NHKをはじめ健康番組出演等幅広く活動。著作も多数あり、『目からウロコのおいしい減塩「乳和食」』(主婦の友社)で2014年グルマン世界料理本大賞イノベ―ティブ部門世界第2位を受賞。 健康と作りやすさに配慮したオリジナルレシピを多数考案。日本で唯一のミルク料理研究家でもあり、メディアで話題の乳和食の発案者でもある。
子供がいちばん楽しみにしているおやつの時間だからこそ、蒸し豆やナッツ、乳製品を使った育脳レシピをおすすめします。
夏休みは子供と一緒に過ごす時間もいつもよりは多く持てます。そんな時、おやつ作りを一緒に楽しんでみませんか。お料理をするという行為は五感をフル活用しますから、脳の活性化にもつながります。
今回は心も体も脳もしあわせになるお手伝いポイント満載の子供と一緒に作れる“おいしい”育脳おやつレシピをご紹介します!
育脳おやつレシピ
蒸し豆とトマトのピザ
材料(4人分)
イングリッシュマフィン(胚芽入り)※胚芽入り食パンでも可 |
2枚 |
マヨネーズ |
適量 |
玉ねぎ |
1/4個 |
プチトマト |
8個 |
蒸し豆 |
35g |
こしょう |
少量 |
ピザ用チーズ |
40g |
作り方
- マフィンは半分に切り、マヨネーズを切り口の表面に塗る。
- 玉ねぎは繊維をきるように薄くスライスし、プチトマト半分には切る
- ②に玉ねぎ、トマト、蒸し豆を散らし全体にこしょうをふる。
- ③にチーズをかけ、トースターで焦げ目がつくまで焼く。
- トッピングは子供におまかせ。トースターで焼くところまでやってもらいましょう。
- 蒸し豆を加えることで脳に必要な栄養素バランスが良くなり、育脳おやつに。胚芽入りパンは急激な血糖値の上昇が抑えられ、玉ねぎ、トマトのビタミン、色素成分(リコピン)で脳の血流をスムーズに。その上、チーズでカルシウムがとれ、脳の回転がスムーズに。
蒸し黒豆のミルクプリン
材料(4人分)
【A】蒸し黒豆 |
70g |
【A】牛乳 |
250ml |
きび砂糖 |
大さじ5 |
【B】牛乳 |
50ml |
【B】粉ゼラチン |
5g(急ぎの場合は10g) |
作り方
- 【A】蒸し黒豆は手で細かく潰しておく。
- 【B】粉ゼラチンは【B】牛乳50mlに加えてふやかしておく。
- 鍋に【A】牛乳と①を加えて沸騰直前まで加熱。火を止め、②を加え溶かし、きび砂糖を加え混ぜる。
- ③のあら熱がとれたら、氷水でとろみがつくまで冷やし、型に流して、冷蔵庫で冷やし固める。
- 牛乳やきび砂糖を計量カップや計量スプーンを使って量ったり、お豆を潰したり、ゼラチンや砂糖を混ぜたり、冷やしたり、型に流して盛り付けまでをお子さんに作ってもらいましょう。
- 蒸し豆と牛乳を一緒に摂ると、肉に負けないくらいの蛋白質が摂れ、同時にビタミンB1やカルシウム、マグネシウムなどが摂れます。たんぱく質、カルシウムは脳の働きに欠かせない栄養素です。
小山 浩子(こやま ひろこ)
料理家/管理栄養士/フードビジネスコーディネーター
大手食品メーカー勤務を経て2003年フリーに。 料理教室の講師やコーディネイト、メニュー開発、栄養コラム執筆、NHKをはじめ健康番組出演等幅広く活動。著作も多数あり、『目からウロコのおいしい減塩「乳和食」』(主婦の友社)で2014年グルマン世界料理本大賞イノベ―ティブ部門世界第2位を受賞。 健康と作りやすさに配慮したオリジナルレシピを多数考案。日本で唯一のミルク料理研究家でもあり、メディアで話題の乳和食の発案者でもある。